第3回のゼミから、昨年度後期から輪読している『組織行動:組織の中の人間行動を探る』(鈴木竜太・服部泰宏著、有斐閣、2019年)の続きを読んでいきます。今回は第5章「組織になじむプロセス 組織社会化」です。その後、輪読・ディスカッションの形式自体について、再来週からのオープンゼミも意識した振り返りを行いました。
また、ゼミの中でプレゼンをどのように行っていくかについて話し合いを進め、最後に1年ぶりにゼミでレゴシリアスプレイを行いました。
1. 輪読・ディスカッション
第5章「組織になじむプロセス 組織社会化」を取り扱いました。ゼミ選択や就職活動といった現在行っている活動も含め、身近な例を探しやすく実感を持ちやすいテーマです。
最初にテキストの内容に関する問題を出題して理解を確認しました。その後、テキスト冒頭のSituation Pazzleについて、グループで議論してまとめた内容を代表者がプレゼンするという形式でした。
2. 輪読・ディスカッションの振り返り
輪読・ディスカッションについて、オープンゼミの場合は2年生がいるということも含めて、振り返りを行いました。
KPT(Keep, Problem, Try)という、良かったので変えずにキープすること、問題があり変えた方がいいこと、次にトライしてみること、のそれぞれを挙げるフォーマットで振り返りをしました。これにより、良かった点と悪かった点のどちらかばかりが挙がるという偏りがなくなり、次にどうするかというトライも明確にできます。
3. プレゼン(ゼミでやること)
前回希望が集まったプレゼンについてゼミの中でどのように行っていくかを話し合いました。今回のように輪読・ディスカッションの中で取り扱うこともできますし、プレゼンを作る活動自体を行っても良いです。また、個人でするプレゼンもあれば、グループで取り組むプレゼンもあります。
4. レゴシリアスプレイ
1年ぶりにゼミでレゴシリアスプレイを行いました。
1人1つのWindow Exploration Kitで、まずはスキルビルディングとして制限時間内になるべく高いものを組み上げます。その後、「ゼミに入ってきてほしい人」をテーマに作品を作り、お互いに説明し合いました。レゴの作品があることで、話すのが苦手な人でも、思っていることを作品として表現できたり言葉にできたりということがあります。
まとまった時間をとってレゴシリアスプレイに取り組むのも魅力的ですが、さしあたりはチェックインやチェックアウトなども絡めてちょこちょこと慣れ親しんでいきたいと思います。