第4回のゼミでは、『組織行動:組織の中の人間行動を探る』(鈴木竜太・服部泰宏著、有斐閣、2019年)の第6章「組織と個人の約束 心理的契約と離職モデル」です。その後、輪読・ディスカッションの形式自体について、来週からのオープンゼミを意識した振り返りを行いました。
また、プレゼンの進め方を決め、レゴシリアスプレイを使ってゼミ募集についても考えました。
1. 輪読・ディスカッション
第6章「組織と個人の約束 心理的契約と離職モデル」を取り扱いました。最初にテキストの内容に関する問題を出題して理解を確認しました。その後、テキスト冒頭のSituation Pazzleについてグループで議論してまとめた内容を、ワールドカフェ方式でメンバーが各グループに散らばってそれぞれでプレゼンしました。
2. 輪読・ディスカッションの振り返り
いよいよ来週からオープンゼミということで、2年生がいる場合にこのように進められるのだろうか、どのような点に気を付ければよいだろうか、ということを中心に振り返りました。
3. プレゼン(ゼミでやること)
どのようにプレゼンを行うかについては様々な意見があり、なかなか合意形成は難しく、そこが組織や意思決定に関する学びのポイントでもあります。
また、ゼミでみんなで取り組むこともひとつの手ですが、単にプレゼンがうまくなるためには、自分で勉強をし(プレゼンに関する本や動画は世の中にあふれています)、自分で機会をつかみ取っていくということも大事でしょう。プレゼンがうまくなりたいという気持ちが強ければ、そちらが近道かもしれません。
いずれにせよ、ゼミ募集が終わった後から、プレゼンに取り組んでいくことになりそうです。
4. ゼミ募集についてレゴシリアスプレイ
最初にスキルビルディングとして、いくつかのサンプルから好きなものを選んで、同じものを作ってもらいました。そして、後付けでその作品が自分自身を表すものだとして説明してもらいました。
次に、「どのようなゼミにしたいか」ということを作品で表現してもらいお互いに説明しました。
それを踏まえて、「そのためにゼミに入ってきてほしい人」を作ってもらいました。作品を作り終えたタイミングで席をひとつずつずらし、他の人の作った作品の意図を推測して説明します。その後、本当の作品の制作者が作品について説明します。
レゴの作品として形にすることで、自然と作品に注目が集まり相手の話をよく聴くようになります。また、今回のように他人の作品の説明をしてみて、その後に本当の作品の制作者の説明を聴くというプロセスを踏むことで、さらにお互いの関心や傾聴の度合いが高まります。