若林隆久@経営×教育×地域×育児

高崎経済大学地域政策学部准教授の若林隆久のページです。経営学、組織論、ネットワーク論を専門とする研究者・大学教員が、研究、教育、学内外での活動、本・論文、地域、子育て、などについて書いていきます。

2023年度 前期第3回 若林ゼミ

第3回のゼミでは、『1からのデジタル経営』(2022年、碩学舎)の輪読・ディスカッション(第3章、第4章)、翌日のゼミナール説明会の確認・準備、ゼミでやりたいことについての話し合いをしました。

第3回のリアぺはこちら

1. アイスブレーク:オンリーワン・ゲーム

ゼミ生によるアイスブレークで、挙げられた言葉の中のオンリーワンとその理由を考え、説得力を競うゲームです。

今回のお題は「観覧車、メリーゴーランド、コーヒーカップ、ジェットコースター」でした。ゼミ内でのオーディエンス・ジャッジによる結果は下記URLより。

https://twitter.com/wakabayashi_net/status/1650374265836044288

2. 輪読・ディスカッション:『1からのデジタル経営』

ゼミ生による進行で、報告というよりも主にグループでのディスカッションを行います。今回は、「第3章 最適化:グルーヴノーツ」「第4章 サプライチェーン・マネジメント:リー&フォン」です(各章2人ずつ担当で計4人担当)。

すべてがデジタルで済んでしまう場合と、モノがある場合で、デジタル経営といったも大きく変わってきそうです。今回は、コンビニのPOSやSCMなど、モノが絡む話でした。

3. ゼミ募集の確認・準備(主にスケジュールとゼミナール説明会の確認)

今回は主に翌日に迫ったゼミナール説明会の確認や準備でした。

ちょっとした確認や話し合いをしておくだけでも、大きく当日の運営のスムーズさや対応の良し悪しが変わるものです。

想定できることをきちんとしておくと、何かしら発生する想定外のことや難しいことに焦点を当てて対処しやすくなります。

4. ゼミでやりたいこと

引き続きゼミでやりたいことについての話し合いです。

20人以上のややりたいことは多岐にわたり、まとまるものでもなければ、時間内におさまるものでもないでしょう。

その中で、出てきたアイディアのほとんどをまんべんなく採用してみんなでやるというのはあまり良い決定ではないかもしれません。多くの人がそのすべての活動についてやりたいと思っているわけではないということもあります。

どのような基準や理由で取捨選択を行うか、どのように人ややることを割り当てていくか、そもそも話し合いおプロセスをどのように設計するか(当日の話し合いの前までにどこで誰と何を相談して何を詰めておくかを含む)、など、まさに仕事でも日常でも重要な能力を発揮・練習する場面です。

一方、何か自分がやりたいことがある場合には、それをどのようにして実現するかを考え実行する必要があります。周囲を巻き込み目標を実現するという、まさにリーダーシップを発揮する機会でもあります。

もちろん、何かやりたいことがなければいけないというわけではないのですが、受動的にゼミの時間を迎え過ごしているだけでは身に付かないものもあります。各自が、自分が何をしたいのか(What I want to do?)この場で自分が何をすべきか(What I should do?)そもそも自分がなぜここにいるのか(Why am I here?)、といったことと向き合う必要はあります。その上で何もしないのはありだと思います。