第6回からのゼミでは、11月末に迫った学内の学生懸賞論文への応募に向けて、テキストの『ビジネス・リサーチ』に沿いながら各自の卒業論文のいったんの完成を目指します。10月の1巡目の発表が同日だった3人のトリオで固定して、お互いの卒業論文についての理解を深めながら、質問・コメントなどをしていきます。
卒業論文の中間報告は1巡したので、希望者がいる場合のみ実施していきます。
1. 学生懸賞論文の確認
【グループ10分→全体共有6分】学生懸賞論文の「投稿規程」「募集要項」「応募申請書」「論文要旨」について、ファイルを見ながらまずグループで注意点や不明点を確認しました。その後、全体で共有しました。
2. 卒業論文フォーマットの確認
【グループ6分→全体共有6分】卒業論文フォーマットについて、ファイルを見ながらまずグループで注意点や不明点を確認しました。その後、全体で共有しました。
3. テキストのキーワードの相互説明
トリオで、テキスト『ビジネス・リサーチ』にの第6章「WhatとWhyをきわめる:美しくなければ「モデル」とは言えない」の後半にある下記のキーワードを相互に説明し合い、関連内容についてグループで確認し深めました。
①「なぜを5回」と「どうなっているのかを5回」大野耐一と某評論家の違いは何か、② 美しくなければ「モデル」とは言えない 、③区分地図の効用と限界、④変数、⑤Why(因果関係)の問いの場合、⑥What(事実関係)の問いの場合
4. 自分の卒業論文の因果図式あるいは事例-変数マトリクスをグループ内で説明する
トリオ内で、卒業論文第13回課題のQ2で回答した、下記の内容について説明し、トリオの他の人から「なんで?」「他にはないの?」「それで?」「本当にそうかな?」などの批判的な質問を受けて回答するというワークをしました。
<問い>※論文で明らかにしたい問いは何か?
<答え>※問いに対する答えは何か?
<答えの根拠>※答えの根拠は何か?(ひとつではなく複数のことも多い)
<他の仮説>※他にありえた答え(一般で言われていることの場合もある)は何か?
<行った調査>※答えを明らかにするためにどのような調査を行ったか?
<調査の選択>※その調査を行った理由や適切性 (事例選択、アンケート対象、質問項目)
<新規性>※この研究の新規性は何か?(先行研究や一般に言われていることとの違い)
<意義>※このテーマを取り扱う意義は何か?(背景や誰にとっての意義かを明確に考える)
<示唆>※論文の結論から得られる示唆は何か?(誰にとっての示唆かを明確に考える)