若林隆久@経営×教育×地域×育児

高崎経済大学地域政策学部准教授の若林隆久のページです。経営学、組織論、ネットワーク論を専門とする研究者・大学教員が、研究、教育、学内外での活動、本・論文、地域、子育て、などについて書いていきます。

2023年度 前期第11回 若林ゼミ

第11回のゼミでは、4グループに分かれて2回のディベートを実施しました。その後、前回のリアクションペーパーの内容も踏まえて、卒業論文について取り扱いました。

第11回のリアぺはこちら

1. ディベート①「デート代はおごりか割り勘か」

ひとつ目のディベートは「デート代はおごりか割り勘か」です。
お互いのチームで前提条件を共有していたのが印象的でした。一方で、状況をひとつに定めることはできないので場合分けも生じます。その中で客観的な証拠に基づいて戦略的に議論することが重要なのでしょう。

2. ディベート②「子どもにディズニーを見せるかジブリを見せるか」

ふたつ目のディベートは「子どもにディズニーを見せるかジブリを見せるか」です。一見すると客観的な証拠を揃えづらいテーマなのかもしれませんが、実はいろいろなデータを取りそろえられるテーマなのではないかと思います。

ディベート所感

  • 問いともみなせるテーマに対して答えを出す点、その際に論理と事実に基づいて論じる点、いくつかの論点が存在する点など、卒業論文と共通する点も多いと感じました。
  • どの論点を取り上げてどのように論じて自チームを優位に持っていくかという点は、とても戦略的なゲームだなと感じました。
  • 個人的な好みですが、今回の2つのテーマのように最終的に個人レベルで意思決定すれば良いようなテーマは議論する意義が感じづらかったです。「転売行為を禁止すべきか」「移民を受け入れるべきか」「学校の制服があるべきか」など集団で意思決定をせざるを得ない内容の方が個人的に議論をする意味を見出せそうです。もちろん、ィベートのゲームとしての特性や目的を考えれば、どちらでも良いのであくまで個人的な感想です。
  • 何事もそうですが、1回きりだと難しく、何度もやるのが学習するためには良いのでしょうね。
  • 実は1対1でやれば良いのではないかという気もしました。もちろん、グループで取り組むことで学習できることもありますが、個人で完結する方が学習の効果が上がりそうな部分もあるのではないかと感じました。

3. 卒業論文

前回のリアクション・ペーパーの内容も踏まえた説明をしつつ、ペアワークでお互いの卒業論文のテーマについて具体化していきました。