ゼミ選択を行う2年生を対象としたオープンゼミ(ゼミ見学)の3回目です。
実は正式なオープンゼミ期間は過ぎており、さらに今回は希望調査票の締切も本日の昼12時でしたが、何か需要があるかも(?)ということでオープンゼミにしています。
オープンゼミということで、普段とは違い4限と5限を明確に分けてゼミを行います。
4限は1コマをほぼ丸ごと使ってケースメソッド(ケーススタディ)を行いました。
5限は『1からのデジタル経営』(2022年、碩学舎)の輪読・ディスカッション(第9章)を行いました。
4限と5限のどちらも参加型です。
- 【4限】ケースメソッド(ケーススタディ)
- 【5限】1. 自己紹介+アイスブレーク:「画数と漢字ゲーム」
- 【5限】2. 輪読・ディスカッション:『1からのデジタル経営』
- 【5限】3. 若林ゼミ生によるゼミ選択の相談
【4限】ケースメソッド(ケーススタディ)
その場でも読めるようなショートケースを使って(3・4年生には事前配布)、3つの設問に沿って、グループでの議論→全体での議論という順番でケースメソッドを行いました。
ケースメソッドはビジネススクールで用いられることが多い教授法で(ハーバード大学や慶應大学が有名どころでしょうか)、現実のケース(事例)や現実をもとにしたケースを使って、当事者の立場に立って経営の意思決定を疑似体験します。ただ何となくではなく、学んだ理論の適用や論理的思考が求められ、議論を通じてどのようにどのような意思決定をするかについてのスキルが磨かれます。業界や国をまたいだ様々な事例を学ぶことで、経営の普遍性と特殊性を学びこともできます。
【5限】1. 自己紹介+アイスブレーク:「画数と漢字ゲーム」
5限はゼミ生による司会進行です。グループ内での自己紹介をし、その後にアイスブレイクです。
打ち合わせを行わずに、メンバーが順番に一画ずつ書いて、画数の多い漢字を書いたグループが勝ちというゲームです。ゲーム中のコミュニケーションにどの程度(あるいは、どのような)制限をかけるかによって、ゲームの性質も変わりそうです。即興性が問われるため、インプロとも通じることもありそうです。
【5限】2. 輪読・ディスカッション:『1からのデジタル経営』
ゼミ生による進行で、報告というよりも主にグループでのディスカッションを行います。今回は、「第9章 IoTソリューション・ビジネス:オプテックス」です。
ケースメソッドにも通じる点として、様々な業界の事例を知ることで、自分の携わる仕事に活かすことができます。同業界の事例は基本的に業界内では知られていることが多いので、差別化や競争優位の源泉を生み出すためには他業界の事例から学ぶことが実は重要だったりします。今回はジョブ理論が取り上げられていたことも印象的でした。
【5限】3. 若林ゼミ生によるゼミ選択の相談
最後に残した時間を使って、グループ内でゼミ生によるゼミ選択の相談をしました。希望調査票の締切後ということで、ゼミ活動や選考などに関する具体的な内容が多かったようです。