2021年度後期第4回の若林ゼミでは、前回の個人目標に続いて、「こういうゼミにしたいという理想の姿」=「創り上げたい良いゼミ」という組織目標につながる内容を取り扱いました。「一緒に良いゼミを創り上げたい人」を募集している若林ゼミとしては、とても重要な内容です。
これまでと少し考え方が変わったのは、必ずしもゼミで何かひとつの「良いゼミ」像を掲げる必要はなく、各自が思う「良いゼミ」がそれぞれある状態で良いのではないかとう点です。むしろ、各自の思う「良いゼミ」を共有してお互いの考えや価値観を知ることや、各自の思う「良いゼミ」を実現する手助けをお互いにしていくことの方が重要に思えます。もちろん、各自の思う「良いゼミ」が矛盾しないという前提もありますが、いまのところその心配はなさそうです。
- 1. 今日のリーダーシップ行動目標の設定
- 2. チェックイン:自分の短所3つをほかの人にリフレーミングしてもらう
- 3. 今週1週間で発揮したリーダーシップ
- 4. 今日ここまでの感想
- 5. こういうゼミにしたいという理想の姿(創り上げたい良いゼミ)
- 6. 輪読・ディスカッションの担当者決め
- 7. ゼミでやりたいことのグループ分け
- 8. 振り返り・フィードバック
- 9. チェックアウト
1. 今日のリーダーシップ行動目標の設定
ピックアップ:「リアクションを取る」
リアクションをするということは、相手に自分が聴いているということやどのように感じたかを伝えるという意味で重要なコミュニケーション手段です。
一口にリアクションといっても、様々なリアクションがあるので、考えてみたり周囲を観察してみたりしてアイディア出しをしてみると発見があるかもしれません。
2. チェックイン:自分の短所3つをほかの人にリフレーミングしてもらう
今回は自分の短所を3つ挙げ、同じグループの他の人にリフレーミングしてもらう(長所に言い換えてもらう)ということをしました。
積極的に話すことが少ないかもしれない自分の短所について話すことは強力な自己開示ですし(もちろん自分が話してよいと思う範囲内で)、それを聴くことは他者理解につながります。
そして、短所を長所に言い換えてもらうことで、受け入れてもらっている感じがしたり自己肯定感が高まったりするようです(ゼミ生の感想より)。
さらに、リフレーミング自体が様々な場面で使える重要なスキルであり、その練習にもなります。
3. 今週1週間で発揮したリーダーシップ
4. 今日ここまでの感想
今日ここまでの感想・学び・気づきなどを何人かに全体で共有してもらいました。
グループ内で話すだけでなく全体に対して話す経験も大事ですし、誰でも良い時に自分から手を挙げて発言するという経験も大事かなと思います。
5. こういうゼミにしたいという理想の姿(創り上げたい良いゼミ)
事前課題としてSlackに投稿してもらっていた「こういうゼミにしたいという理想の姿」=「創り上げたい良いゼミ」について、各自の考えを共有してもらい、具体的にどんなシーンでどうなっていると良いかやそういうゼミになるために各自ができることは何かといったことを話し合ってもらいました。
6. 輪読・ディスカッションの担当者決め
みんなのやりたいことにあわせて、ちょうど昨年文庫化されていたデザイン思考についての下記の書籍をゼミのテキストにすることにしました。デザイン思考については、2019年度にも取り扱っているので、ちょうど2年ぶりです(ちなみに、その時のテキストは、ジャスパー・ウ(2019)『実践 スタンフォード式 デザイン思考』)。
佐宗邦威(2020)『世界のトップデザインスクールが教える デザイン思考の授業』日本経済新聞出版(日経ビジネス人文庫).
そこで、2年生2人・3年生2人ずつの各回の担当者を決めました。
7. ゼミでやりたいことのグループ分け
ゼミでやりたいことであがったウェブ系・商品企画などについて、各自が何をやるか(やらないか)を決めました。
①ウェブサイト作成、②動画配信(YouTube?)、③LINEスタンプ作成の3グループが決まったようです。話し合いに参加するだけでコミットしない人もいてもいいとは言いましたが、さしあたりはみんなどれかには参加しているようです。