若林隆久@経営×教育×地域×育児

高崎経済大学地域政策学部准教授の若林隆久のページです。経営学、組織論、ネットワーク論を専門とする研究者・大学教員が、研究、教育、学内外での活動、本・論文、地域、子育て、などについて書いていきます。

2023年度 後期 2・3年生 第1回 若林ゼミ

2023年度後期のゼミが始まりました。

2年生が加わり新たなメンバーで活動する2・3年生と、卒業論文に取り組む4年生が、それぞれ新たなスタートを切ります。

2・3年生の第1回のゼミは、4限を図書館ホール、5限を演習室で実施しました。特に4限の内容はインプロ(即興演劇)から学んだ内容も多く含まれています。

2・3年生第1回のリアぺはこちら

1. 【4限】自己紹介

顔合わせ、懇親会、バーベキュー、海外フィールドワークなどと、既に何度か顔を合わせているメンバーも多いかもしれませんが、まずは名前と学年と一言程度の簡単な自己紹介をしました。

2. 【4限】フルーツバスケット

自己開示の話と絡めてフルーツバスケットを行いました。
「お題を言う時に自分のあてはまるものにする」というルールを付け加えているため、自己開示の要素が少し加わります。
どの程度の自己開示をするかはもちろん自分で選べますが、このゲームに限らず少しだけ踏み込んでみるというのがコミュニケーションや相互理解におけるポイントです。

3. 【4限】他己紹介

次はペアになってお互いにインタビューをしあい、その後にインタビューをしてみて印象に残っているペアの相手のことや自分が感じた印象をみんなに伝えるという他己紹介をしました。
インタビューする内容は、①何をしている時が楽しいですか、②自分が輝いていると思う時はどんな時ですか、③インタビュアーの自由、の3つです。インタビューする際のノンバーバルな部分や、少し長めに時間を取ったので3つの質問からどのように話を膨らませていくかもポイントでした。
インタビューしてもらい他己紹介をしてもらうことで、自分が相手にどのような印象を与えているかという外面的自己認識も少しだけ知ることができます。

4. 【4限】リーダーシップ行動目標の設定

既に予告済みでしたが、あらためて本日のリーダーシップ行動目標を考えグループ内で共有してもらいました

5. 【4限】若林ゼミに関する情報交換・意見共有

2年生はゼミが初めてのゼミということで分からないことも多いです。
そこで、2・3年生混在のグループで、ゼミについてわからないことや気になることを改めて共有してもらいました。3年生はこの1年どうだったかということも振り返りながら話します。
ただし、ここでのポイントは、何か既に決まったルールがあるわけではなく、また、これまでのやり方を踏襲しなければならないわけでもなく、むしろ自分たちはどうしたいかやどうすべきかを考えて良いゼミをみんなで創り上げるということです。

6. 【5限】チェックイン:夏休みに何をしたか

5限は教室で仕切り直しということで、グループに分かれて夏休みに何をしたかを共有しました。

7. 【5限】リーダーシップ行動目標の設定

全員がそろう5限ということで、改めてリーダーシップ行動目標をグループで共有しました。
毎回設定しているとマンネリ化してしまうこともあるのですが、自分なりに具体的なものから抽象的なものまでいろいろと試してみたり、他の人の目標を参考にしたりして、バリエーションのある目標設定をしてもらえればと思います。
ちなみに、グループで共有する意味は何かを聞いてみたところ、下記のような話が出てきてなるほどなと思いました。

  • 設定した目標を話すことが自己開示になる。
  • 目標を説明することで、その目標がより明確になる。
  • 目標を言うことで、まわりの目もあり目標から逃げられなくなる。
  • 目標を達成できたか、評価をしてもらったりフィードバックをもらったりできる。
  • 他の人の目標を聞くことで、その目標についても意識することができる。
  • 目標を達成するための手助けができる。

8. 【5限】ゼミに関する、気になる点、わからない点、聞きたいこと、こうしたい、どうしたい

ゼミの目標(①経営学・組織論、②コミュニケーション、③知的能力・知的体力)や、夏休みの課題と関連させた今回や次回のゼミで取り組む内容、などに説明した後に、グループでゼミに関する気になる点、わからない点、聞きたいこと、こうしたい、どうしたいなどを共有してもらいました。
出欠・リアぺ・課題などについてはルールも複雑化しており気になる人も多かったようで、途中で現在こうなっている経緯も含めた説明をしました。
その後、それ以外の内容についても話してもらいました。

9. 【5限】個人のなりたい姿と良いゼミとはどのようなゼミだと思うかの共有

夏休みの課題(3)で考えてもらった自分がなりたい姿と良いゼミとはどのようなゼミだと思うかについて、グループ内で共有してもらいました。
これらは個人目標と組織目標と言い換えることができ、それらがどのぐらい重なり合うかやどのような」部分で重なるのかなどは、組織論における重要なポイントでもあります。

10. 【5限】2023年度後期のラーニング・グループの設定

これまで組んでいたグループは2・3年生の割合がちょうどよかったので、このグループを2023年度後期のラーニング・グループとして設定しました。
①休みの際のフォローをしたり、②各自が思うなりたい姿や良いゼミの姿に向かっているかを相互フィードバックしたり、③お互いに出席や課題について大丈夫かをチェックをしたり、ということをする3~4人の一緒に学びを助け合うグループです。
今後のゼミ内で①~③を行うことになります。

11. 【5限】ゼミでやりたいこと

ずっと同じ場所で座りっぱなしということになってしまうので、歩きがてらグループを組み替え、夏休みの課題(3)でも考えてもらったゼミでやりたいことについて共有しました。本格的に今学期何をするかを話し合うのは次回ですが、その前のウォーミングアップです。ポイントは実現に向けた具体化や明確化です。

12. 【5限】チェックアウト

最後は一人一言ずつ、いま思っていることを話すチェックアウトをしました。
2年生の初回の緊張についての話があったり、一年越しのぶっちゃけ話があったり、履修登録の話があったり、終わってしまった夏休みを名残惜しむ話があったり、次回のやりたいことの話し合いに向けた発言があったり、十人十色の話が出てくる全体でのチェックアウトはやはりいいものです。