若林隆久@経営×教育×地域×育児

高崎経済大学地域政策学部准教授の若林隆久のページです。経営学、組織論、ネットワーク論を専門とする研究者・大学教員が、研究、教育、学内外での活動、本・論文、地域、子育て、などについて書いていきます。

就職活動について手取り足取り支援すべきか(2019年度第4回)

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※ この内容は、講義内容全体を忠実にまとめたものではなく、講義内容の一部分や講義内容に関連するトピックを取り扱ったものですので、ご注意ください。

講義に関する共通認識

第2回(講義に対する共通認識を作る(2019年度第2回) - 若林隆久@経営×教育×地域×育児)の振り返り・総括をして、下記の3つを講義の共通認識としたいことをお話しました。
③については、安易にすべてを個人の責任としてしまってはいけませんが、一方で個人が自分のことも人任せにしてできる努力をしないのもいけないよねという意味合いです。

  1. 答えはケース・バイ・ケースなので、簡単な解答は存在しない。(人の意見を聞いてもいいけど)自分自身で考えて選択・行動する。
  2. 身近に役立つからといって学問でないわけではない。身近な世界と学問を切り離しすぎるのもよくない。
  3. 最終的には自分次第。就職活動も学生生活の過ごし方も学ぶことも学んだことを活かすことも。とはいえ、サポートはある。


その上で、下記のような質問に改めて回答してもらいました。

Q1.講義にスマホを利用しても問題ない。
Q2.就職活動については手取り足取り支援すべきだ。

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Q2については、それでも「そう思う」がまだ多いなという印象はあります。質問の仕方もあるのかと思いますが、やはり手取り足取り支援して欲しいというニーズがあるのか、それ以外の理由によるものなのかということは気にかかるところです。

「手取り足取り支援することで、自分で考えたり選択・行動したりしないことを助長してしまい、結果として短期的あるいは長期的にうまくいかないのではないか」というこちらの危惧が伝わっていればいいとは思います。

Connecting the dots

キャリアというものを考えていくにあたって、「よいキャリア(いい進路、正しい選択、理想の人生、など)とはどのようなものでしょうか?」ということをリアクションフォームで回答してもらった後に、キャリアの定義や内的キャリア・外的キャリアを説明し、AppleSteve Jobsが2005年6月にスタンフォード大学の卒業式で行ったスピーチ内のConnecting the dotsを紹介しました。

 

定番感はありますが、何度でも味わえる良い内容だと思いました。
(自分に定番感があっても初めての人にとってはそうでないことに留意しつつ)

 

YouTubeにもいくつも動画がありますので、是非。

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