若林隆久@経営×教育×地域×育児

高崎経済大学地域政策学部准教授の若林隆久のページです。経営学、組織論、ネットワーク論を専門とする研究者・大学教員が、研究、教育、学内外での活動、本・論文、地域、子育て、などについて書いていきます。

2019年度 経営分析・若林 確認テスト(第13回実施)

第13回に実施した確認テストの問題・解答は下記の通りです(Ⅰの問題のみ赤字で正答例を示しています)。

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Ⅰ. ①の文章について、空欄にあてはまる適切な語句を書き込みなさい。また、②と③の記述問題に答えなさい。

① 企業の将来性を判断する際、将来のためのR&D(研究開発)にどのくらいの費用を支出しているかを見ることがある。このRはResearch、DはDevelopmentの頭文字である。

② レバレッジ効果について説明しなさい。

【②回答例】

自己資本比率を低くすることで(他人資本=借り入れの比率を高めることで)、利益額が同じでもROEが高まること。

③ 営業活動によるキャッシュフロー(以下、CF)がマイナス、投資活動によるCFがプラス、財務活動によるCFがプラス、という企業はどのような状態にあると考えられるか述べなさい。

【③回答例】

営業活動により生じているマイナスのキャッシュフローを、資産の売却や借り入れといった投資活動や財務活動におけるプラスのキャッシュフローで補っている可能性がある。営業活動でプラスのキャッシュフローを生み出せていない点が問題点といえる。

 

Ⅱ. あなたは銀行の融資担当者だとします。どのような企業であれば、お金を貸したい、あるいは、貸してもよいと思いますか。その判断のためにその企業についてのどんな情報やデータが必要でしょうか。