若林隆久@経営×教育×地域×育児

高崎経済大学地域政策学部准教授の若林隆久のページです。経営学、組織論、ネットワーク論を専門とする研究者・大学教員が、研究、教育、学内外での活動、本・論文、地域、子育て、などについて書いていきます。

2020年度後期「経営分析」詳細シラバス(2020年9月22日更新)

※ 大学規定のシラバスには書ききれない内容を補完するための詳細シラバスです。大学規定のシラバスや、ポータルサイトおよびMicrosoft Teamsの「経営分析」のチームを通じたご連絡とあわせて利用してください。
※ 授業開始まで情報を随時更新しますのでご注意ください。

2020年度後期の地域政策学部・地域づくり専門基礎科目・月曜3限「経営分析」(担当教員:地域政策学部地域政策学科専任教員・若林隆久)の講義の詳細シラバスです。重要だと思われる点を中心に、シラバスには書ききれない内容についてお伝えします。急な対応であった前期の授業(経営学、キャリアデザイン論)とは異なる点も多いので、注意してください。

授業の実施方法

音声・動画などを含む講義資料のオンデマンド配信を基本としつつ、適宜Zoomを使ったリアルタイムの授業も実施します。オンデマンド配信は毎週月曜日の指定時間までにアップロードする予定です。オンデマンドの授業については、期限までに課題を提出してもらえれば時間割どおりに受講する必要はありません(9月15日追記)。

リアルタイムの授業に関する説明・注意事項(9月22日更新)

下記のリンク先を確認してください。

www.wakabayashi-network.com

担当教員からの連絡方法

教員からの連絡は、ポータルサイトを通じた初回の連絡(9月14日予定)以降は、Microsoft Teamsの「経営分析」のチームで毎週連絡します。また、担当教員の個人ブログ(このブログ)Twitter(@wakabayashi_net)でも講義に関する情報を発信します(前期はこれらを活用する余裕がなかったですが、後期は活用する予定です)。必要に応じて、ブログやTwitterをブックマークやフォローしてください。なお、ブログ上では「経営分析」というタグ、Twitter上では「#経営分析・若林」というハッシュタグを付けて「経営分析」の講義に関する情報発信をしています。

教科書

品切れなどでやむを得ず変更する可能性があるので、教科書販売が正式に始まる9月14日以降に入手してください。

※ 無事に生協一階書籍部に入荷されていることを確認しましたので、各自入手してください(9月14日追記)。

太田康広(2018)『ビジネススクールで教える経営分析』日本経済新聞出版社.

上記の書籍を教科書として使用します。新書サイズの日経文庫で入手しやすいと思いますので、必ず用意してください。前提として必要となる知識が多い科目ですので、授業で説明しきれない内容については、教科書を参照するように指示します。

評価

期末試験は実施せず、講義期間中のMicrosoft Formsを用いたテストや課題・レポートなどによって評価します。具体的には、下記の1から3がそれぞれ3~4割ずつで、合計100点です。

  1. Microsoft Formsを用いた各回の確認テスト
  2. Microsoft Formsを用いた各ブロック(スケジュール参照)の確認テスト(3回)
  3. 講義期間中に課す課題・レポート(3回前後)
Microsoft Formsを用いた確認テストに関する補足

前の授業で学んだ内容がそれ以降の授業の前提知識となる積み上げの性格が強い科目です。そのため、これまでに学んだ内容を習得できているかを確認するテストをMicrosoft Formsを用いて実施します。習得を促すためのものですので、期限内であれば何度でも再チャレンジ可能です。学んだ内容をしっかりと習得するようにしてください。

達成目標

シラバス記載の通り、下記の3点が達成目標です。学んだことを自分が実際に関わる場面で使えるようになることが最終的な目標ですが、そのためには知識、概念、専門用語、考え方を理解して身に付ける必要があります。

  1.  経営分析の基礎的な知識、概念、専門用語、考え方を記述・説明できる。
  2. 現実の企業や組織の経営数字に対して、指標を算出してその意味を説明できる。
  3. 学んだ内容を(たとえば自分個人のファイナンシャル・プランや就職先とする企業の選択など)自分個人と関連付けた場面で自分なりの考えに基づいて活用できる。
達成目標と評価の対応関係

完全には対応しませんが、主に、達成目標1が評価1、達成目標2が評価2、達成目標2と3が評価3に、それぞれ対応します。

スケジュール

全15回で授業を行っていきます(9月21・28日、10月5・12・19・26日、11月9・16・23・30日、12月7・14・21日、1月18・25日)。
内容のまとまりごとに3つのブロックに分かれていて、ブロックごとに内容の習得を確認するMicrosoft Formsを用いたテストを実施します。

ブロック1
第1回 イントロダクション、経営分析の視点:基本となる3つの考え方
第2回 企業とは何か、企業の目的・活動
第3回 財務諸表、企業の仕組み・資金調達・利害関係者
第4回 投資意思決定

ブロック2
第5回 PDCAサイクルと目標の設定
第6回 損益分岐点 (1)
第7回 損益分岐点 (2)
第8回 利益と現金のズレ:減価償却費、掛取引、引当金
第9回 キャッシュフローの分析

ブロック3
第10回 分析のフレームワーク
第11回 収益性の分析
第12回 安全性の分析
第13回 将来性の分析
第14回 生産性の分析

第15回 講義のまとめ・振り返り

教員への連絡方法

質問・相談などは、主にメールやMicrosoft Teamsの「経営分析」のチームで受け付けます。なるべく早く返信するようにしていますが、もしも3日(72時間)経過しても返信がない場合は、お手数ですが再度ご連絡ください(9月19日追記)。
他の受講者も同じような問題・疑問に直面する可能性がありますので、基本的には「経営分析」のチームで質問・相談してください。そのためのチャネル「講義に関する担当教員への質問・相談など」を作成しています。
個人的な事情が関わる内容や特殊な事例については、メールで連絡してください。

欠席時の連絡

欠席については特に連絡は必要ありませんが、必要に応じて学部の欠席届を提出してください。ただし、リアルタイムの授業でない部分については、月曜日でなければ受講できないわけではないと思われますのでご注意ください。一週間以上の長期間にわたる事情が発生した場合には、欠席届を提出の上、個別にご相談ください。

学生へのメッセージ

やや落ち着きを取り戻しているものの、いまだ不安定な状況が続いています。急な対応であった前期ほどではないとしても、学生も教職員も十分な対応や環境整備ができていないかもしれません。科目としては初めての遠隔授業という科目も多いですし(この経営分析の授業もそうです)、後期に初めて遠隔授業を行うという教員もいます。そのような状況であることを前提に、よりよく学べる環境をみんなで作れればと思います。できる範囲のことではありますが、大学やそれ以外の社会ではさまざまな対応を用意されています。大学ウェブページその他で情報収集をして、ぜひ活用してください。

※ 大学の策定した「新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」もご確認ください。