2020年度後期の月曜3限「経営分析」の第1回リアルタイム授業(9月21日)で寄せられた授業に関する疑問点や不安な点のうち、主なものに対するフィードバックです。
- リアルタイム授業とオンデマンド授業の両方を行うのはなぜか
- 前期の授業(経営学やキャリアデザイン論)とは授業の進め方が異なるのか
- 学ぶ内容がどのようなものか見当がつかない
- 教科書を本当に使うのか、どのように使うのか
- 確認テストはどのようなものか
- 授業や確認テストの内容が難しいのではないか、「経営学」など関連する授業を履修しておらず前提知識について不安がある
- 数字・計算が苦手です
- ブレークアウトセッションで発言できるか不安です
- ブログ、Twitterをどのように使うのか、うまく使えるかわからない
- ネット環境に不安があります
- 出席・評価はどのようになっているのか
- 学んだ内容がどのような場面で役立てられそうか
リアルタイム授業とオンデマンド授業の両方を行うのはなぜか
それぞれに長所・短所があり、学生のニーズも様々だからです。
受講機会の確保というメリットのあるオンデマンド授業を基本としつつ、リアルタイム授業も行います。
<リアルタイム授業>
- 接続環境その他の問題で受講機会の確保が難しいことが最大のデメリット。
- 学生同士も学生・教員間もその場でやり取りできる。そのことが動機づけにもつながりうる。
- 月曜3限という時間が決まっていることで習慣づけとなる。
- 学生や教員の心理面
<オンデマンド授業>
- 受講機会が確保しやすい。
- 繰り返し、速度変更、一時停止など自分のペースで、時には調べながら学習できる。
- 自分のスケジュールに合わせて受講できる。
前期の授業(経営学やキャリアデザイン論)とは授業の進め方が異なるのか
ポータルサイトにある修正版のシラバスやブログの詳細シラバスで履修登録前から周知しているように、急な対応であった前記とはまったく異なります。そもそも担当教員が同じだけで異なる科目ということもあります。
学ぶ内容がどのようなものか見当がつかない
これから学んでいくので当たり前のことかもしれません。
ただ、学ぶ内容がどのようなものかまったく見当がつかないと、履修選択も難しいですし、これから学んでいく心の準備もしづらいです。
そこで、履修選択前から情報公開がされています。シラバスに学ぶ内容のスケジュールや教科書が掲載されています。この授業の場合はブログやTwitterでタグを使ってさかのぼれば、昨年度までの授業の内容を一部確認できます。
また、経営分析に限らずですが、「科目名」(経営分析)や「科目名+入門」(経営分析入門)で検索すると(特に、AmazonやYouTubeなど)、どのような科目内容かわかることも多いです。
授業でも案内をしていきますが、ぜひ自分でも調べてみてください。
教科書を本当に使うのか、どのように使うのか
教科書を指定して「必ず用意してください」としているので使います。
具体的には下記のように使います。
- 確認テストや課題・レポートの出題に使用します。
- 授業内で取り扱いきれない内容の学習用として使用します。必要に応じて参照箇所を指示します。
- 授業で説明する部分についても、予習や自習のために使えます。
確認テストはどのようなものか
Microsoft Formsを使うという点では、第1回の課題と同様です。設定を変えることにより自動で採点されて点数がフィードバックされます。期限までに取り組んでもらえれば、特に時間制限などはありません。
授業や確認テストの内容が難しいのではないか、「経営学」など関連する授業を履修しておらず前提知識について不安がある
もともと能力や知識には個人差がありますので、同じ授業でも難易度の感じ方は人それぞれです。
基本的にはまじめに取り組んでもらえれば単位は取れるのではないかと思います(確認テストは再チャレンジ可能など)。
前提知識や周辺知識については、そのために教科書を指定していますし、ウェブ上を検索するだけでも知識が得やすい分野でもあります。オンデマンド授業が基本なので、自分のペースで学習してみてください。
数字・計算が苦手です
四則演算(加減乗除)を行う程度ですので難しいことはないと思います。教室での試験を行うわけではないので、時間制限もありません。
自分で計算する必要もありません。電卓やスマホ・PCなどの機能を使ってもらって問題ありません。
簡単な数字や計算を苦手とすると、生活や仕事でも困ることや損することが多いので、ぜひこの機会に苦手意識を払拭してみてください。
ブレークアウトセッションで発言できるか不安です
オンラインで少し異なる点もありますが、教室での話し合いと大きくは変わりません。
授業に関する内容を話すことにもオンラインで話し合いを行うことにも、ぜひこの機会に慣れてみてください。
他者と話すことは人生の多くの場面で必要です。
ブレークアウトセッションの説明・注意事項も確認してください。
ブログ、Twitterをどのように使うのか、うまく使えるかわからない
閲覧するだけなので難しいことはないと思います。
授業の基本的な情報は「経営分析」のチームで連絡し、必要に応じてブログのURLを示しますので、そこから見てもらえればと思います。Twitterは、更新情報やその他私の所感をツイートしますが、必須ではありません。
ネット環境に不安があります
大学内でPCを借りられたり、大学の無線LANなどを使えたりすると思いますので、ぜひ利用してください。
また、基本となるオンデマンド授業については、期限内であれば取り組む時間帯は問いませんので、環境を整えやすい時間に取り組んでください。
出席・評価はどのようになっているのか
各回の課題の提出をもってその回の授業の出席とします。
リアルタイム授業ではZoomチャット機能などを使って出席を取ります。
ただし、私の授業に限ったことではありませんが、出席がそのまま評価の点数となるわけではありません。
確認テスト・課題・レポートなどの提出と内容によって評価します。
ポータルサイトにある修正版のシラバスやブログの詳細シラバスも参照してください。
学んだ内容がどのような場面で役立てられそうか
経営分析では、働く上で重要であると思われる知識、概念、専門用語、考え方を学びます(特に、金融機関や関連する資格試験では内容がそのまま同じこともあります)。
経済ニュースなどの言葉や内容がよりよくわかるようになります。就職活動で会社を選ぶ際に参考になる情報が得やすくなると思います(ただし、それで就職活動がうまくいくわけではありません)。
投資や資産運用を行う際に役立つ知識も一部含まれます。