今回は、『世界のトップデザインスクールが教える デザイン思考の授業』のLesson 4「ツールと環境 創造 モードへのスイッチ」を取り扱います。創り出すモードになるためえのツールやオフィス・スタジオの環境整備についての内容は、実際に取り組もうという時には大変有用な情報です。また、章末のコラム「日本人とデザイン思考」で、KJ法で有名な川喜多二郎氏の『発想法』(中公新書)を取り上げている点も印象的です(2017年に改版されています)。
今回の担当者は、穴埋め式のレジュメを用意するという面白いチャレンジをしてくれました。穴埋めすることのメリット・デメリットについても考えさせられました。
- 1. チェックイン:「良いリアぺって、どんなリアぺ」
- 2. 今日のリーダーシップ行動目標の設定
- 3. 今週1週間で発揮したリーダーシップ
- 4. 輪読・ディスカッション
- 5. 商品企画・サービス企画(ウェブサイト、動画配信、LINEスタンプ・商品開発)
- 6. 振り返り・フィードバック
- 7. チェックアウト:「SBIを意識して誰かにポジティブなフィードバックをする」
1. チェックイン:「良いリアぺって、どんなリアぺ」
事前課題として、Slack上の前回のリアクション・ペーパー(リアぺ)に各自がスタンプで1位~3位を付けてきてもらいました。順位自体には大きな意味があるわけではなく、なぜどのリアぺが良いかをしっかり考えてもらうために順位付けをしてもらいました。もちろん、「1番良いリアぺを書く」、「読んだ人が読んで良かったと思える内容を書きたい」、「なるべく多くの人に読んでもらいたい」などという気持ちでリアぺを書くのは良いことだと思います。
その上で、「良いリアぺとはどんなリアぺか」についてグループで話してもらい、全体で共有しました。以下のような内容があがりましたが、自分の感想・学び・気づきなどを整理してアウトプットする、お互いに関心を持って学び合い・相互理解を深める、他者や組織全体に目を向ける、読み手を意識する、といったことはいずれも重要なので、これからのリアぺが楽しみです。
- 今回やこれまでに学んだ内容が書いてある。
- 他の人への言及・フィードバックがある。
- ゼミ全体へを客観視できている。
- 疑問・提案や問いかけが提示されている。
- 内容に対する理由や根拠が書かれている。
- 読み手に対するエンターテイメント性がある。
- 読みやすいレイアウト。
- 分量があると目に留まりやすい。
- 投稿が早いとより多くの人に読んでもらえる。
2. 今日のリーダーシップ行動目標の設定
ピックアップ:「中身・意味のある発言・質問をする」
発言や質問の質を高めようという良い目標だと思います。
ポイントとなるのは、どのような発言・質問であれば中身や意味があるかということでしょう。
一方で、自分なりの中身や意味についての基準を持つことで、そのような発言・質問を心がけることができます。
もう一方で、相手や他の人にとって何が良い発言・質問となるかは事前にはわからないので、フィードバックを受けることが必要になります。
3. 今週1週間で発揮したリーダーシップ
4. 輪読・ディスカッション
Lesson 4「ツールと環境 創造 モードへのスイッチ」の章末のエクササイズで紹介されていたビジュアルノートに取り組みました。具体的には、①「良いリアぺ、どんなリアぺ」の内容をイラスト化してみたり、②教員が話した3分程度の内容についてその場でイラストでノートをとるといったワークを行いました。そういえば、今回はLINEグループで描いたイラストの共有がなかったようなので、どのようなイラストが描かれていたのかは気になるところです。
5. 商品企画・サービス企画(ウェブサイト、動画配信、LINEスタンプ・商品開発)
動画配信のグループでは、動画の撮影が始まりました。動き始めてから短期間で、各自の役割分担もして、形にしていくというのは、なかなかすごいなと思います。
初回の撮影はまさにプロトタイピングなので、やってみて気づくことも多かったと思います。内容の改善・取捨選択やチームでの共有・役割分担など、今後のブラッシュアップに期待です。
6. 振り返り・フィードバック
7. チェックアウト:「SBIを意識して誰かにポジティブなフィードバックをする」
今回は趣向を変えて、自分の感想ではなく、SBI(状況・行動・影響)を意識して自分以外の誰かにポジティブなフィードバックをするというチェックアウトをしました(付け加えて感想・学び・気づきを話してもらってもよいです)。
思った以上に様々な場面でのいろいろなフィードバックがあって、みんなよく見ているなと思いました。グループに分かれて活動している際などの、自分がいないところの様子も伺い知ることができます。