若林隆久@経営×教育×地域×育児

高崎経済大学地域政策学部准教授の若林隆久のページです。経営学、組織論、ネットワーク論を専門とする研究者・大学教員が、研究、教育、学内外での活動、本・論文、地域、子育て、などについて書いていきます。

2023年度 後期 2・3年生 第11回 若林ゼミ

2・3年生の第11回のゼミは、4・5限ともにいつもの教室で行いました。

4限は、前回の予告通り今回からReflectに書いたリーダーシップを発揮した経験についてグループで共有し、アンケートと合わせてなぜこのようなことをするのかを伝えました。次に、現在作成中のゼミナールレポートのターゲットに関連してどんな人にゼミに入ってもらいたいかについてのアイディア出しをし、自身の個人ビジョンについても共有してもらいました。これらはゼミの入口と出口として捉えることができます。最後に、傾聴についての意識を高めるために「最高の聴き手/最低の聴き手」というワークをしました。

5限は、次回に迫ったディベートの準備をしました。

2・3年生第11回のリアぺはこちら

1. 【4限】アンケートと課題の振り返り

ゼミの最初の10分間は、振り返りや経験学習に関するアンケートに回答してもらいました。回答時間には個人差が発生するので、時間が余ったら第5回課題「目標の設定と自分事化」第6回課題「組織における平等、公平、公正」を振り返ってもらいました。

2. 【4限】カウントアップ

10分が経過したところで、カウントアップを3回だけ行いました。
真剣なあまり緊張感が漂うので、別のゲームにした方がよかったかもしれません(笑)

3. 【4限】全体チェックイン、連絡事項

全体でチェックインを行い、連絡事項を確認しました。
ちなみに、前回の報告を入れるのを忘れました。。。

4. 【4限】今週発揮したリーダーシップと本日のリーダーシップ行動目標

Reflectに投稿したであろう「自分が今週発揮したリーダーシップ」について、2~3人のグループで共有してもらいました。

次に、本日のゼミのリーダーシップ行動目標を設定・共有してもらいました。

その後、ゼミのテーマであるリーダーシップを高めるために経験学習サイクルを回す必要であること(それ以外の学びにおいてもですが)、そのためにReflectを利用し「できごと」「学び」「アクション」の項目が経験学習サイクルに対応していること、毎週Reflectに投稿したりゼミでリーダーシップを発揮した経験を話すことがゼミ外でリーダーシップを発揮することを促すという狙いがあるということ、などを話しました。前回・今回のアンケートは、リーダーシップや振り返り・経験学習に関わるものであるということも伝えました。

5. 【4限】ゼミナールレポートのターゲット、どんな人にゼミに入ってもらいたいか

グループをラーニング・グループに組み替えて、現在作成中のゼミナールレポートのターゲットは誰か、言い換えればどんな人にゼミに入ってもらいたいかについてのアイディア出しをしました。
実はゼミ募集が始まるまでにそれほどゼミの時間はなく、少しずつゼミ募集を含めた組織についても考えていきたいと思います。

6. 【4限】個人ビジョン

続いて第5回課題「目標の設定と自分事化」で設定した個人の目標について、同じラーニング・グループで共有しました。その後、全体で何人かに共有してもらいました。

その上で、ゼミ募集・ゼミ選択は入口であり、個人ビジョンのようななりたい姿は出口であるとみなせるかもしれないということを話しました。

また、全体で発言するということも、何かいい意見やアイディアを言わなければならないわけではなく、あくまで発言なので質問したり現在の状態や感情や状態を表明したりという選択肢もあるということを話しました。

7. 【4限】最高の聴き手/最低の聴き手

もうあまり時間はなかったので、休憩をはさんで4限の最後に「最高の聴き手/最低の聴き手」というワークをしました。
ペアになり話し手と聴き手を決めます。話し手は自分の好きなことや楽しいと思うことなどについて話します。聴き手は、最初は最高の聴き手になって話を聴き(1分半)、次に最低の聴き手になって話を聴き(1分半)、最後にもう一度最高の聴き手に戻って話を聴く(1分)ということをします。その結果、どのようなことが起こるかやどのようなことを感じるかを体験し共有します。
今回は、話し手と聴き手を入れ替えて4分×2と、最後に1分ペアで経験を共有する時間を取りました(合計9分)。
少人数で話すときは良い聴き手になれている人も多いと思いますが、人数が多くなっても良い聴き手に慣れることが重要です。

7. 【5限】ディベート準備

【おまけ】若林のリーダーシップ行動目標と振り返り

  • 問題・課題を明確にする
  • ストレッチ目標とその意義を伝える
    • 4点。前週に設定したため、当日の内容とそれほど合致していない状態となってしまった(時間不足でそこまで至らなかったとも言える)。リーダーシップ、振り返り、経験学習の重要性と、それを身に付けるためのReflectやアンケートの利用ということは伝えられた。また、全体での発言や話の聴き方という点についても取り扱えた。