若林隆久@経営×教育×地域×育児

高崎経済大学地域政策学部准教授の若林隆久のページです。経営学、組織論、ネットワーク論を専門とする研究者・大学教員が、研究、教育、学内外での活動、本・論文、地域、子育て、などについて書いていきます。

2023年度 後期 4年生 第9回 若林ゼミ

4年生の後期のゼミでは、各自の卒業論文の報告も交えつつ、テキストに沿いながら各自の卒業論文を進めていきます。

4年生第9回のリアぺはこちら

1.チェックイン:元気度チェック(全体)

2.相互インタビュー:あなたの卒業論文の面白いところを教えてください(ペアで各3分)

3. 連絡事項:卒論課題第18回に関する説明(提出・コメント方法、ファイル名、参考文献リスト、「はじめに」の書き方・例示)

4. 卒業論文の報告(なし)

5. テキストのキーワードの相互説明

テキスト『ビジネス・リサーチ』にの第8章「サンプリング:事例選択における戦略的創発を目指して」(前半)にある下記の6つのキーワードを相互に説明し合い、関連内容についてグループで確認し深めました。

①少数の事例を通して全体について知る、②標本を抽出する手続きとは?、③ご都合主義的サンプリング、④確率標本を作るための基本原則、⑤ご都合主義的サンプリングとインターネット調査の問題点、⑥教科書的 解説(理想)と現実のあいだ

6. 卒業論文課題第16回「卒業論文の内容を明確化する」の内容をペアで説明し質問・突っ込みを受ける(ペアで各12分)

今回は卒業論文第16回課題「卒業論文の内容を明確にする」の内容を①~⑤に分けて(下記参照)、ペアの相手に説明し質問や突っ込みを受けるというワークをしました。この時は心を鬼にして、「なんで?」「他にはないの?」「それで?」「本当にそうかな?」などの質問を使います。

 

①(2分)
<問い>※論文で明らかにしたい問いは何か?
<答え>※問いに対する答えは何か?
 <答えの根拠>※答えの根拠は何か?(ひとつではなく複数のことも多い)
 <他の仮説>※他にありえた答え(一般で言われていることの場合もある)は何か?

②(2分)
<行った調査>※答えを明らかにするためにどのような調査を行ったか?
 <調査の選択>※その調査を行った理由や適切性 (事例選択、アンケート対象、質問項目)

③(2分)
<新規性>※この研究の新規性は何か?(先行研究や一般に言われていることとの違い)

④(2分)
<意義>※このテーマを取り扱う意義は何か?(背景や誰にとっての意義かを明確に考える)

⑤(2分)
<示唆>※論文の結論から得られる示唆は何か?(誰にとっての示唆かを明確に考える)