若林隆久@経営×教育×地域×育児

高崎経済大学地域政策学部准教授の若林隆久のページです。経営学、組織論、ネットワーク論を専門とする研究者・大学教員が、研究、教育、学内外での活動、本・論文、地域、子育て、などについて書いていきます。

2019年度 経営分析・若林 確認テスト(第10回実施)

第10回に実施した確認テストの問題・解答は下記の通りです(Ⅰの問題のみ赤字で正答例を示しています)。

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Ⅰ. ①と②のそれぞれについて、損益分岐点を求めなさい。なお、簡単にで構いませんので、解答を求めるまでの途中経過もわかるように記述しなさい。

① 商品1個あたりの販売価格は200円、商品1個あたりの変動費は100円、固定費は40,000円である。

【販売個数から求める】
商品1個あたり販売価格200円-商品1個あたり変動費100円=商品1個あたり限界利益100円
固定費40,000円÷商品1個あたり限界利益100円=損益分岐点販売個数400個
損益分岐点販売個数400個×販売価格200円=損益分岐点80,000円

限界利益率から求める】
商品1個あたり販売価格200円-商品1個あたり変動費100円=商品1個あたり限界利益100円
商品1個あたり限界利益100円÷商品1個あたり販売価格200円=限界利益率0.5(100をかけると50%)
固定費40,000円÷限界利益率0.5=損益分岐点80,000円

 

② 商品1個あたりの販売価格は400円、限界利益率が50%、固定費は30,000円である。

限界利益率から求める】
固定費30,000円÷限界利益率0.5=損益分岐点60,000円

 

Ⅱ. (1)商品が2種類ある場合や(2)商品が100種類ある場合には、前回の講義で説明した方法を単純に適用できないかもしれません。既に何年間か販売活動を行ってきているとして、どのように損益分岐点を求めればよいでしょうか。