若林隆久@経営×教育×地域×育児

高崎経済大学地域政策学部准教授の若林隆久のページです。経営学、組織論、ネットワーク論を専門とする研究者・大学教員が、研究、教育、学内外での活動、本・論文、地域、子育て、などについて書いていきます。

2020年度「経営分析」第2回リアルタイム授業(9月28日)

2020年度後期の月曜3限「経営分析」の第2回リアルタイム授業の内容および終了後の教員の所感です。

目的・内容

  • 第2回のリアルタイム授業では、前回の授業のガイダンスの補足やフィードバックを行います。適宜ブログ上の説明・注意事項も参照してください。
  • この授業でのルールを確認してから、前回の授業内容に関連するブレークアウトセッションを行います。

ブレークアウトセッション①

  1. 学年・名前・出身地の簡単な自己紹介
  2. 出身地が一番東にあると思われる人が司会
  3. 順番にQ1・2(固定費の高い産業として何を挙げたか、その産業でどのような固定費がかかっていると思うか)への各自の回答を共有
  4. 順番にQ3・4(大学ウェブページ掲載の財務に関する情報を見た感想と2020年度になって大学の収益や費用が例年と変わったと思われる点)への各自の回答を共有

ブレークアウトセッション②

  1. 学年・名前・出身地の簡単な自己紹介
  2. 出身地が一番南にあると思われる人が司会
  3. 順番に各自が大学を投資として捉えたときにどう思うかを共有
  4. 話し合ってグループとしての結論とその理由を決める(投資として見合っているかどうか、なぜそう思うのか)
  5. グループで決めた担当者が終了後の元の部屋で挙がった意見をチャットに書き込む。それ以外の人はブレークアウトセッションの感想を書き込む。

教員所感

  • 【全体】最初は初対面で話し出しが遅くなり心配になることもありましたが、時間を十分に取ればどのグループも十分によく話ができていたように感じました。
  • 【全体】時間配分には気をつけましょう(経過時間などが画面上に表示されます)。時間切れとなってしまう可能性もあるので、チャットに書き込む人などの役割は途中までに決めておきましょう。ブレークアウトセッションが解除されると、グループで相談することができなくなります。
  • 【全体】やはり映像をオンにしてお互いの顔が見える状態の方が話しやすいようです。
  • 【ブレークアウトセッション①】大学ウェブページに財務に関する情報を含めた様々な情報が掲載されていることを知らないのは当然かもしれません。一方で、何かを知りたいときに、思ったよりも情報が世の中にはあるということも事実です。そこで、①知りたいと思ったときに調べられる能力を身につけておくことは大事です。一方、どこにどのような情報があるかを知らなければ、知りたいことができても調べられないというのも事実です。そこで、②自分が所属する組織(ここでは大学)について、ウェブページをくまなく見ておく(ウェブページのサイトマップも確認)、歩き回って施設内のどこに何があるかを目と体で確認する、ウェブで検索して世の中にある情報をざっと閲覧しておく、といったことが重要です。私が大学に赴任したときはキャンパスをくまなく歩いて掲示板も含め確認しましたし、図書館内は全フロア・全書棚を見て回りました。もちろん、変化も生じるので(特に掲示物)一度見れば終わりではなく、
  • 【ブレークアウトセッション②】オンラインの大学であればどうか(もともと通信制の大学は存在する)という話題が挙がっていたグループもありました。その場合は得られるものが少ないという意見もありました。これは得られるリターンが少ないということを意味します。一方で、そもそも学費が安い、一人暮らしや通学の費用がかからない、などの投資額が少なくて済むというメリットもあるかもしれません。投資額とリターンの両方を考えることが重要です。